今年のチャンピオンズカップ(2015)は”3強”
今年のダート王者決定戦は3強。
昨年のチャンピオンズカップの覇者であり、ダート競馬はこの馬なくして語れないダートの現役最強馬・ホッコータルマエ。そして昨年のチャンピオンズカップの2着馬で、前走のJBCクラシックでは鮮やかな逃げ切り勝ちを披露して優勝したコパノリッキー。そんな2頭に割って入ってダート最強候補に名乗り上げたのが、JDDで脅威の末脚で世間を驚かせたノンコノユメだ。
ダート王者を決めるチャンピオンズカップはダート界のベテラン2頭に若手の3歳馬が挑むという構図で繰り広げられる。
中央の重賞に交流のG?と着実に実績を積み上げてきているノンコノユメは世代交代を狙う。中央・地方・交流を含めてG?を9勝しており、通算成績32戦16勝という優秀な成績を誇るホッコータルマエと、同じく中央・地方・交流を含めてG?を5勝しているコパノリッキー。この2頭にとってノンコノユメが脅威となるか否か・・・。
ノンコノユメの追い込みは確かにこれまでのレースでは他馬と次元が違った。後方10番手くらいにいたのがラスト200mくらいから一気に鋭い末脚を伸ばしてきてゴールするといった超追い込みタイプ。芝の上かと思うくらいに鋭いキレ味を持っており、ダートではなかなか見れない勝ち方である。実力は確かに規格外に強い。こんな脚を見せられたら期待せざるを得ないというのが正直なところだ。世代交代を期待するファンも少なくないだろう。
ただ、チャンピオンズカップはダートの王者の決定戦である。これまで闘ってきた相手とはレベルが違う。一線級のメンバー相手にノンコノユメがどこまでできるのか?この馬の真の実力が明かされるという意味でも非常に見応えのあるレースであると言えるだろう。
ノンコノユメがここで化けて世代交代を告げるのか?それとも、やはり今年もダート界の一流2頭による対決がレースを盛り上げるのか?どちらにせよ、ハイレベルな一戦となることは間違いない。
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