チャンピオンズカップ(2015)予想。コパノリッキー、逃げか2番手で
チャンピオンズカップ(旧ジャパンカップダート)4勝という心強い実績を持つ武豊騎手を背に今年のチャンピオンズカップを迎えるのはコパノリッキー(牡5)。
中央のフェブラリーS連覇をはじめ、地方ではJBCクラシックを連覇、通算でG?を5勝という輝かしい実績を持つこの馬はダート界のトップクラス馬である。そんな一流のダート馬に一流のジョッキーが手綱を握るとなれば期待せざるをえないだろう。
やはり理想は逃げ、または2番手
武豊騎手は2日、コパノリッキーとの追い切りを行った際に理想とする展開について語った。
「前回、JBCクラシックで単騎逃げでしたが、すごく馬が気分よく走っていたので理想はそうかな、と思います。例え、先手を取れなくても東海SやフェブラリーSのように気分よく走ってくれれば強い馬だと思っているので。スタートから1コーナーまでスムーズに運べたらいいかな、と思っています。」
やはり逃げていくのがこの馬にとってはベスト。これまで単騎逃げ、もしくは逃げなくても逃げ馬を2番手で追走して早めに前に出る、といったように前で競馬をして勝ってきた馬だけに、揉まれたくないというのは絶対条件のよう。前走のJBCクラシックでは単騎逃げで見事に優勝しているし、あまり癖のない中京のコースならスタートさえすんなり決まれば先手は取れそうだ。
今回コーリンベリーという逃げ馬もいるが、コーリンベリーが先手を取るならこの馬を見ながらフェブラリーSや東海Sのように2番手先行をしても良い。どちらかと言うと相手は後ろからの馬だろう。
今年は”3強”か
相手で気になるのはやはりコパノリッキーと同じくダート界を引っ張るトップクラス馬のホッコータルマエ(牡6)だ。昨年のチャンピオンズカップの覇者であり、地方交流でも帝王賞やJBCクラシックでも勝っており、G?9勝という勝利数は現役ダート馬の中でも最強ではないかと謳われている。
他にも、7月に大井競馬場で行われたジャパンダートダービーを制覇したノンコノユメ(牡3)などがおり、今年のチャンピオンズカップは大物が揃っている。ホッコータルマエとコパノリッキーとダート界を引っ張る”2強”に、新星ノンコノユメがダート王者に名乗り上げ、今年のチャンピオンズカップは”3強”による戦いが繰り広げられる。
鞍上はダートで快速の先行馬に乗ったら抜群に上手い騎手だ。前走のJBCクラシックではホッコータルマエを破って優勝しているし、期待は高まる一方である。同郷のコパノリチャードが引退したということもあって、実力的にも話題的にも注目したい馬である。
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