チャンピオンズカップ2014年12月7日|勝馬ホッコータルマエ
2014年12月7日、ダートのチャンピオンを決める「第15回チャンピオンズカップ」(G?)が中京で開催された。この日1番人気に推されていたのは前走、盛岡でJBCクラシック(G?)を制したコパノリッキー(田辺裕信)だった。中央ではフェブラリーS(G?)を優勝し、船橋のかしわ記念(1着)、大井の帝王賞(2着)とダートで大活躍中であった。
これまで見せてきた勢いのある先行力でチャンピオンズカップも制するかと思われたが、スタート直後にコパノリッキーはつまづいて出遅れ、普段の位置よりもかなり後ろの8番手あたりからの競馬となってしまった。ハナをきったのはムーア騎手のクリノスターオー。前走JBCでは惜しくも4着に敗れた2番人気のホッコータルマエが2番手を追走した。主戦騎手の幸騎手は「思っていた以上にいい位置が取れた」と後にコメントしている。
1000m通過は1分2秒3のスローペースで進み、馬群は先頭から最後方まで10馬身程度とややまとまり気味で進む。残り800m、3コーナーのカーブで5番手を追走していたローマンレジェンド(岩田康誠)が前へと上がってきてホッコータルマエの外へピタリと付ける。追込み勢はまだ後ろで動かず脚を溜めている。馬群を引っ張るクリノスターオー、ホッコータルマエ、そしてローマンレジェンドの3頭が馬体を併せたまま直線へ入ると、ホッコータルマエが半馬身前へ抜け出し、内のクリノスターオーが沈んでいく。外のローマンレジェンドはまだしぶとく食らいつく。しかしホッコータルマエも譲らずその差は徐々に開いていく中で、さらに外からは脚を溜めていたナムラビクター(小牧太)が鋭く伸びてきた。いつになく激しい幸騎手の鞭がホッコータルマエに活を入れ、それに応えてホッコータルマエがもうひと伸びして猛追するナムラビクターとローマンレジェンドを抑えて先頭のままゴールを駆け抜けた。
勝ちタイムは1分51秒0。半馬身差の2着にはナムラビクター、さらに3/4馬身差の3着にはローマンレジェンドが入着した。
ホッコータルマエは重賞9勝、交流G?・5勝と栄えある実績だったが中央のG?は未だ未勝利であった。2月のフェブラリーSでコパノリッキーに惜敗し2着に。さらに’12年と’13年のチャンピオンズカップ(当時「ジャパンカップダート」)では2年連続で3着に入着していた。今回は3度目の挑戦にしてやっとダートのチャンピオンの称号を手にした。
着順
1着 8 ホッコータルマエ (牡5) 57.0kg 幸英明
2着 4 ナムラビクター (牡5) 57.0kg 小牧太
3着 12 ローマンレジェンド (牡6) 57.0kg 岩田康誠
4着 7 サンビスタ (牝5) 55.0kg 松田大作
5着 11 ワンダーアキュート (牡8) 57.0kg 武豊
6着 5 ワイドバッハ (牡5) 57.0kg 蛯名正義
7着 13 カゼノコ (牡3) 56.0kg 秋山真一郎
8着 9 クリノスターオー (牡4) 57.0kg R.ムーア
9着 6 グレープブランデー (牡6) 57.0kg 北村宏司
10着 15 インカンテーション (牡4) 57.0kg 大野拓弥
11着 2 ベストウォーリア (牡4) 57.0kg 戸崎圭太
12着 14 コパノリッキー (牡4) 57.0kg 田辺裕信
13着 10 ニホンピロアワーズ (牡7) 57.0kg 酒井学
14着 3 クリソライト (牡4) 57.0kg W.ビュイック
15着 1 インペラティヴ (セ4) 57.0kg K.デザーモ
16着 16 ダノンカモン (牡8) 57.0kg 松山弘平
払い戻し・配当金
単勝
8 590円
複勝
8 190円
4 440円
12 270円
枠連
02?04 1,900円
馬連
04?08 5,470円
ワイド
04?08 1,470円
08?12 720円
04?12 2,400円
馬単
08→04 9,020円
三連複
04?08?12 11,730円
三連単
08→04→12 70,890円
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