ホッコータルマエ引退、右前脚跛行で引退早まる
12月4日、中京競馬場で開催されるチャンピオンズカップに出走を予定していたホッコータルマエ(牡7、西浦)が同レースを回避し、引退することが30日に同馬を管理する西浦調教師から発表されました。ホッコータルマエは’14年のチャンピオンズカップ、地方交流重賞の帝王賞や東京大賞典制覇、川崎記念の連覇など、G1タイトルを10勝するなどして今の日本のダート界を引っ張ってきた大きな存在。
今年10月には「年内引退」を発表しており、ラストシーズンとなる秋へ向けて調整を進めておりましたが、今月29日に調教後に右前脚に跛行が見られたことで大事をとって年内の出走を断念することになりました。
幸い骨には異常はなく、今後はしっかり体を休めて来春からは優駿スタリオンステーションで種牡馬入りする予定となっております。なお、年末29日の大井競馬場で予定していた引退式は未定となっております。
競馬ヘッドライン 「ホッコータルマエ引退!右前脚に跛行、引退早まる」?2016/11/30
http://keiba-headline.com/hokkotarumae-retires-9702/
ダート界を引っ張ってきた重鎮がついに引退か。
まぁ年内引退は10月にすでに発表されていたので引退自体は驚くニュースではないのだが、チャンピオンズカップと東京大賞典を最期にという話であったので、これだけダート界で活躍してきた馬だし、最期の2戦は勝っておきたかったというファンも多かっただろうに・・・。ただ種牡馬入りも決まっていたことだし、大事をとった陣営を攻めるつもりはない。
いやしかしこれでダート界も一つの時代が終わったなぁ、という感じがしてなんだか寂しい気持ちになる。
一昨年はドバイWCでシンガリ負け、その後はストレス性腸炎で入院し帰国延期、長期休養後のJBCでは4着に敗れてそろそろダメかなとも思っていたが、チャンピオンズカップで復活Vを果たしてその後はG1を次々に勝ち取っていく。ローカル含めだがこのG1・10勝という実績はなかなか今後も破られないんじゃないかな。
晩年はどんな状況でも距離、ペース、馬場に左右されることなく安定した成績を残してきており筆者も馬券で何度もお世話になっている。JBCでは3連単の3着に入れて的中したが、結局これが最期に勝った馬券になるのか・・・。単勝買っておけば良かったぁ・・・。
しかもPAT購入。チャンピオンズカップではアウォーディー、ノンコノユメ、ゴールドドリームといった上位人気が人気を集めそうだったので、ホッコータルマエの単勝は妙味もありそうだし買っておこうかなと思っていたところだったので残念だ。
今後は種牡馬としての活躍も期待されるわけだが、ホッコータルマエならダート問わず良い馬を輩出してくれそうな気がするので楽しみにしたいと思う。
長い間ご苦労様でした。
■ホッコータルマエ号(牡7、西浦勝一厩舎)
父キングカメハメハ、母マダムチェロキー、母父Cherokee Run
通算成績 39戦17勝 [17-5-7-10]
中央獲得賞金 35,105.6万円
地方獲得賞金 72,765.0万円
[主な重賞勝利]
’12 レパードS(G3)1着
’13 佐賀記念(G3)1着
’13 名古屋大賞典(G3)1着
’13 アンタレスS(G3)1着
’13 かしわ記念(G1)1着
’13 帝王賞(G1)1着
’13 JBCクラシック(G1)1着
’13 東京大賞典(G1)1着
’14 川崎記念(G1)1着
’14 チャンピオンズC(G1)1着
’14 東京大賞典(G1)1着
’15 川崎記念(G1)1着
’15 帝王賞(G1)1着
’16 川崎記念(G1)1着
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