チャンピオンズカップで買える枠、買える脚質、買える騎手とは?
チャンピオンズカップは、創設から2013年までは「ジャパンカップダート」の名称で知られていたが、2014年からは「チャンピオンズカップ」という名称に変わった。2007年までは東京競馬場で開催されていたが、2008年からは阪神競馬場になり、昨年2014年からは中京競馬場に変わっている。
チャンピオンズカップが開催される中京競馬場・芝1800mは、直線が約410mあり、東京競馬場に次ぐ長さを誇っている。さらに、ゴール前には急な坂が設けられているタフなコースだ。
東京の競馬場と同様に、差し・追い込みが有利な傾向にありそうな競馬場だが、実際は逃げ・先行馬が好成績を挙げている。最初のコーナーから向正面にある上り坂でペースが緩み、一息入ることで前を行く馬がバテにくくなることが要因とされる。
2014年から中京競馬場に変わったので、中京に変わってからのチャンピオンズカップに関するデータはまだ1開催分のデータしかなく傾向を調べるのが難しい。したがって今回は、少しでも参考になればと思い、以下に「中京競馬場ダート1800m」のデータをまとめてみた。
中京競馬場・ダート1800mデータ
枠順データ
1枠 【13-15-21-210】
2枠 【22-23-27-204】
3枠 【21-14-17-237】
4枠 【23-16-23-244】
5枠 【30-14-18-258】
6枠 【20-29-24-254】
7枠 【14-28-19-272】
8枠 【26-30-20-260】
脚質データ
逃げ 【42-30-19-91】
先行 【72-84-65-355】
差し 【42-43-62-745】
追い込み 【10-9-18-727】
マクリ 【3-3-5-13】
騎手データ
福永祐一 【8-5-5-19】
武豊 【8-3-3-23】
松山弘平 【7-8-13-77】
川須栄彦 【6-8-6-53】
高倉稜 【6-4-4-57】
岩崎翼 【6-4-4-23】
太宰啓介 【6-3-2-49】
中居裕二 【5-5-3-75】
藤岡康太 【5-4-4-44】
吉田隼人 【5-2-2-42】
※集計期間:2010.1.1?2014.12.31
集計期間は昨年のもので、条件戦や重賞に分けられていない「中京ダート1800m」という大きなくくりのデータにはなってしまうが、それなりに参考にはなるのではないだろうか。
枠のデータを見てみると、勝率が一番高いのは5枠(9.4%)、連対率が高いのは2枠(16.3%)と8枠(16.7%)となっている。とくに抜けて成績が良い枠というのは無さそうで、フラットな印象。
脚質は勝利数は先行馬が圧倒的に多い。しかし、勝率で見ると逃げ馬が23.1%と高いことが分かる。G?のようにレベルの高いレースとなるとより逃げ切りが難しくなると思うが、強い逃げ馬がいる場合は注意しておいた方がよさそうだ。
枠と脚質の傾向としては、5枠、2枠、8枠に入った先行馬、または逃げ馬には要注意をしておきたい。
騎手のデータを見てみると、やはり条件戦やOPも含めて見るとG?では見ない騎手の名前がズラリと並んでしまう。なかなかこのデータからチャンピオンズカップの傾向を分析するのは難しいが、中京ダート1800mに強い騎手をチェックしておく分には参考になるデータではないだろうか。
福永騎手の成績が良いが、福永騎手は10月31日(土)のスワンS(G?)でローブティサージュに騎乗して落馬しているため年内復帰は厳しい状況だ。となると次いで成績が良いのは武豊騎手だ。
武豊騎手はジャパンカップダートを4勝している実績の持ち主でもあり、中京ダート1800mのデータと合わせても信頼のおける騎手だと言えよう。
まとめると、5枠、2枠、8枠に入った先行馬、または逃げ馬で、武豊騎手が騎乗する馬は、抑えておいたほうがいいかもしれない。
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